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ワイン、しゃべる。(第五集)
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第五集の扉を開くのは、火事場から生き延びた白と赤だ。
スペインの炎を逃れたガルナッチャが囁く。 チェコとスロヴァキアがアンフォラという共通語で握手する。 カラブリアの埋まったクヴェヴリが、延々と主張を続ける。 リグーリアでは、簡素さが至高の優美だと静かに証明される。そして第五集の夜は、三つの極地から始まる。アルプスの頂、ジョージアの峡谷、チンクエ・テッレの断崖—— 三本のワインが、ロープウェイの終点で極地自慢を繰り広げる夜。 ギリシャの花崗岩は黙秘し、風だけが笑っている。ラングドックではブリュタルが死んだ、と誰かが叫ぶ。 でも熱風の夜に、また新しいブリュタルが生まれる。パリェテの親戚たちが食卓を囲み、市場の片隅でワインたちが自由に歌う。第一集から旅してきたワインたちが、この集で一つの問いに辿り着きます。自由とは何か。自然とは何か。 そして、ワインはなぜ、しゃべるのか。グラスを傾けながら、最後まで聴いてください。 彼らの声は、まだ続いています。
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